魔法使いが貴族として、国や魔法を使えない人間を支配する世界で、主人公のソラと義理の妹のサラは、魔法を使えない下民として育ってきた。
しかしある日、サラのところへ貴族達が大挙して現れ、彼女は先々代皇帝の隠し子だというのだ。

帝位を継承し皇帝となったサラだが、ソラを「皇帝の兄」という新しい身分につけることを宣言。
魔法を使えない下民育ちでしかないソラも、最高権力者として君臨することに。
与えられた領地の経営、魔術学院での差別、帝国内の権力争いなど、さまざまなことに巻き込まれていくのだった。

多くの作品の中から拙作を選んでいただき、たいへん光栄です。キネティックノベル大賞は作品の元々の評価数ではなく、作品そのもので選んでくださる、そんな非常に大きなチャンスを与えてくださる賞だと考えています。感謝申し上げます。これを機会に拙作が多くの方の目に止まり、そして楽しんでいただければ、それに勝る喜びはございません。
これからもキネティックノベル大賞が多くの素晴らしい作品を見出し、さらに盛り上がっていくことを心から楽しみにしております。