魔界に名だたる最強種族。
オーガ族の将軍の息子は、オタク気質なゴーレムマスターだった――
父オーガの作った借金を返済するため、人間界へと旅立つことになった主人公。
幼なじみメイドのリーデルが一緒なのは心強いが、不安も多い。
唯一の返済手段が、慣れないダンジョン経営だったからだ。
ダンジョンが大きく育つほどにマナが集まり、それが返済へと繋がっていく。
しかし、最強種であるはずの彼はオーガにしては気弱で、人間とは戦いたくないのだ。
だからこそクリーチャーを活用し、素材集めなどでも稼ぐ、引きこもりな経営方針を貫くことに。
せめて特技のゴーレムを活用しようと思うも、ついつい趣味にも走ってしまう。
その度に、世話焼きなリーデルにクールに睨まれながら、ゴーレムをいじって楽しむ日々。
そうして落ち着き始めたダンジョン暮らしだったが、ついに姫騎士たちに気づかれてしまい……。

坊ちゃん

本作の主人公。数多の戦場で功績を残したオーガ族の大英雄を父に持つ。
他のオーガと比べて、体も背も小さいため、ひきこもりとして過ごしていた。
そんな中、ひとりのゴーレムマスターと出会い、師弟関係となって以降、ゴーレムの制作を行うことに。

リーデル

幼なじみで、サキュバスとエルフのハーフ。
リーデルの父は、坊ちゃんの家の執事をしており、そのことからメイドとして仕えている。
掃除から料理まで完璧にこなす。

シャーリーン

坊ちゃんの所持するゴーレム。
他のゴーレムマスターが制作するゴーレムとは異なり、魔鉱石むき出しのクラシカルタイプ。
外見は師匠と坊ちゃんの趣味。

姫騎士

坊ちゃんのダンジョンの周辺を調査に来た人間族の姫。

エリザベス＝エリンズ

魔界随一の魔道具制作者。師匠と共同研究を行うことが多い。

このたびは《優秀賞》に選出して頂き誠にありがとうございます。受賞の連絡をメールで頂いた日は今も忘れません。見合い相手にフラれた日です。

受賞後のzoom会議にてＶＡの偉い人に「キネノベの為に書かれましたか？」と聞かれ「違います」と即答した事や、イラストレーターの先生にキャライメージを伝える際、文字ではなく落書きを写メで送りつけたのも今では良い思い出です。

ナイーブな性格ですが、今後も楽しく笑えるお話を書いていければと思っておりますので、応援よろしくお願いいたします。