丘野 塔也さんインタビュー
丘野 塔也
■企画・シナリオ■

丘野 塔也(おかの とうや)

◇PROFILE◇
浦和レッズの初優勝に歓喜の涙をこぼすシナリオライター。
反面、生観戦した試合はすべて負けか引き分けというジンクスを背負っており、相当なマイナスのオーラをまとっていると目される。私生活でもサッカー好きのスポーツマン、だったのは入社当時の話で、長年のデスクワークと飲酒によりすっかりたるんだ体に。「手遅れになるまえに痩せろ」とのありがたい社命を拝しているが、それが達成される見込みはいまのところない。
代表作は「おしかけプリンセス」「まじかるLOVEレッスン」(大熊猫)。「CLANNAD」「Air」(key)にもシナリオアシスタントとして参加している。

「メイデンハロー」で企画・シナリオを担当されました
丘野 塔也さんのインタビューです。

Q.キネティックノベルを一言で言うと。

有史以来、我々は偽ってきたのです。
物語性を追求すればゲーム性がおざなりになり、多用な選択を設ければストーリーが破綻する。そのジレンマに目をつぶり続けてきたのです。
キネティックノベルにより、その罪は贖われましょう。
祈るのです。赦しましょう。

…えー、冗談はこのぐらいにして。
旧来のADVゲームが先鋭化した形であるのかな、と思います。
方向性をひとつに絞ることで、より充実したものを生み出せるのではないか、そんな可能性を感じています。

Q.キネティックノベル開発のきっかけは?

「やってみたいけど、一本のゲームとしては難しいかな」という企画をいくつか抱えていたのですが、キネティックノベル立ち上げの話を聞いて、この機会にひとつ形にしてみようと思ったのが発端です。
このページをご覧になっている制作者の方々、あなたのネタも世に出してみませんかっ。(さりげなく営業モード)

Q.今後、キネティックノベルは作られますか? また、どのようなお話を考えられますか?

どのような反応をいただけるものか、というのが正直なところなので、次作についてはうまく考えられない状態です。
好評をいただけたならば、ぜひまたやってみたいですね。
その折りにはエロ~イ描写も書けますように。

Q.ダウンロード販売についてひとことお願いします。

手紙が電子メールに取って代わったように、いつの日かすべてのデータがウェブを介してやり取りされる日が来るのかな、と思ったり思わなかったり。
どんな未来になるのかはわかりませんが、そろそろ始めていい時期なのではと受け止めています。

Q.インターネット認証という形態については?

うーん、DL販売とは切っても切り離せないものでしょうね。
なるだけ手間が少なく、強固で、かつ信頼性がある。安心の認証を期待しております。

Q.本作について、苦労されたことはありますか?

短編タイトルを制作するのは初めてだったので、大変といえば大変でしたが、新鮮さが先に立ってあまり苦労はなかったです。(笑)
短期間での開発だったので、集中して取り組めるのがいいですね。

Q.『メイデンハロー』というタイトルの由来と意味は?

少女と光輪という意味で、そのまま『Maiden Halo』です。
少女がヒロインのネオン、光輪が彼女たちのドーナッツ型宇宙船を示しています。
『Maiden Hello』ではないので、要注意です。
開発陣の中にも間違えていたスタッフがいたのは、ここだけの話です。(汗)

Q.キネティックノベルは今後、どのような展開になってほしいですか?

例えば休日、時間を持て余したとき、いくつかの選択肢があると思うのですが(映画を観る、本を読む、ゲームをする…)やがてその中のひとつになってくれれば嬉しいです。

Q.キネティックノベル制作中にあった面白い出来事などはありますでしょうか?

マスターアップ前、深夜の秋葉原某ファミリーレストラン。
『平野○ミがプロデュースした新作料理!』との謳い文句のメニューを目の前にして、「芸能人崩れが考えた料理なんざ、たかがしれてらぁ! 物笑いの種に食ってやるか!」と悪態をついていたのは僕ですごめんなさい。
出来上がった料理を一口食べるやいなや「ン、ンマーイ!」と漫画のような反応をしていたのも僕です。
平野レ○さんへの失礼な発言、この場を借りてお詫び申し上げます。
でもあのネーミングセンスは如何なものかと思います。

Q.本作のテーマは?

初恋、でしょうか。
SFドラマというよりも、少年の淡い恋物語として読んでいただければと思います。

Q.お客様に向けて、見所などをひとつお願いします。

やはり中盤以降の展開です。
思春期の少年は、少女との出会いによって徐々に心を開き始めるのですが、やがて少女の真実を知ります。
大きな困難に直面して、傷つきながらも進んでいこうとする姿にぜひご注視くださいませ。